寒暖の差が大きく体調を崩しやすい季節ですので、皆さん体調管理には気を付けてお過ごしください。
さて、今回は「精神科ソーシャルワーカー（PSW)/精神保健福祉士」という職種／資格について、ご紹介します。
似たような職種／資格に「ソーシャルワーカー（SW)/社会福祉士」もありますが、「社会福祉士」よりも対象が精神保健領域の方に限られることに特徴があります。履修カリキュラムは共通している部分も多いので、両方の資格を持つことが多いですが、有資格者数で言えば対象や活動領域の広い「社会福祉士」のほうが圧倒的に多いと言えます。
業務の内容は所属先によって異なりますが、基本的には精神面で問題を抱えている方の医療継続や社会復帰のための支援、相談、助言の他、各種福祉サービスの紹介等を通じて、日常生活への適応を促すための支援をしています。特に、医療機関においては唯一の「福祉職」ともいえる存在です。
･･･とはいえ、私の場合はもともとは地域（自治体）で母子保健を中心に活動してきた「保健師」をベースに「精神保健福祉士」を改めて履修・取得し、知的・精神障害者を中心とした相談支援や就労継続支援、グループホームを運営している事業所に相談支援員・相談支援専門員として勤務してきた経緯がありますので、少し異例とも言えるかもしれません。ですから、福祉サービス以外の相談にも応じることもできます。
福祉サービスの利用に関しては、今は「申請制」が殆どなので、情報や知識を持たないと本来、使えるべきサービスを受けずに過ぎてしまうこともあります。
・経済面で困っている
・家庭生活で悩んでいる
・抱えている悩みをどこに、誰に、相談してよいのかわからない
など、日常生活を送る中で悩まれていらっしゃる方も多いかと思います。ご自身の持つ情報網ではなかなか悩みを解消できない場合は、遠慮なくご相談ください。お役に立てることが何かあるかもしれません。
担当；PSW/精神保健福祉士・保健師 鳥居
